広州市内には現在、広州駅、広州東駅、広州南駅、広州北駅の4つの大きな鉄道駅があり、目的地によってそれぞれ使い分ける必要があります。今回は広西省に向かうために南駅を使いました。
入口はこんな感じ、タクシーで着くとでそのまま2階の出発ホール入口になります。
中国の鉄道駅はどこも果てしなく大きいものが多いですが、この南駅も例外なくどでかいです。写真ではすべて見えていませんが、端からみると一番向こう端の人間は蟻のように小さくなっています。春節などは何万人の利用者が殺到しますので、中国の駅の収容人数はどこもかなり大きく設定されているはずです。
こちらが1階/2階の全体図です。
切符を購入するには、中国のIDカードを持っていれば2Fの自動切符販売機でそのまま購入できますが、外国人は自動販売機が使えず、窓口(人工售票处)で購入する必要があります。これが中国ではいつも面倒ですねー。
窓口へは1Fで一旦建物を出てから再度建物に入る必要があります。ちょっと見難いですが案内図です。
で、こちらが切符販売窓口。
直接窓口で切符を買う場合、並ぶのに数十分、さらに空席をブッキングしてもらうと30分以上先の列車が手配されることが多いので、時間節約のためには事前ににC-tripなどでチケットを購入しておくことをお勧めします。手数料、送料は掛りますがどこへでも郵送してくれます。(予約だけして窓口受け取りも可能。)
チケットを無事に入手できたら、2階の<本人確認ゲート>でチケットとパスポートを見せて入りますここで、中国人のIDカードはちゃんと見るのですが、ほとんどの係員はパスポートの場合はめんどくさがってカバーを一瞥するだけで中をチェックしない係員が多いです。この辺がチャイナっぽいです。
本人確認ゲートを抜けると、左右に安全検査(荷物検査)があり、それを通過します。A/Bと別れていますが、中ではつながっているのでどちらを利用しても構いません。
時間があったので食事できるところ探してみると・・・・、
なんと、すきやが入っていますね!!
早速食べに行ってみました。
セットメニューで38/43/48元、日本と変わらないか、ちょっとそれより高いかも。。。
今回は久々に日本のカレーが食べたかったので、カレーセットにしました。
カレー、茶わん蒸しまでは和風ですが、スープが広東式スープになっていることと、野菜炒めは青梗菜になっているところがローカライズされていますね。
ちなみにカレーは全く日本の味、お米も東北米で違和感なしでした。茶碗蒸しもしっかり美味しかったです。唯一、広東式スープだけは冷めている上に味もいまいちでした、日本のチェーンなので広東式スープのノウハウが低いのでしょうか。
さて、出発15分くらい前にはプラットフォームに入れるようになりますので、自分が乗る列車の番号を電光掲示板で確認し、切符検査(检票)が始まれば改札を抜けてプラットフォームにおります。
今回乗ったのはCRH2、最大速度が200KMの”动车”です。ちなみに中国の高速鉄道は、”动车”と”高铁”に区別されており、こちらは”动车”で最速200KMに抑えられていますが、”高铁”は200-300kmのスピードが出ます。かつては350Kmぐらい出していましたが、2011年に温州で大事故を起こしてから、300km以上が出さなくなりましたね。それぞれ、ダイヤ番号の頭文字がD(动车)とG(高铁)で区別されています。
今回乗ったのは少し高級な1等車(といってもそんなに高くない)だったので、シートもややゆったりで、足元にはコンセントもありました。
レポートは以上でした。