中国でHSK試験を受けてみた② 結果は・・!

 

(前回の続き)

こちらのオフィシャルサイトからネット経由でHSKの受験申込が成功したら、約一週間後(私のケース)にメールで送られて来た受験票を印刷しておき、(忘れたら受験できないようなので要注意!)パスポートを持って試験会場へ向かいます。

私が申し込んだ試験会場は広州東駅すぐそばの中泰国際広場A座(オフィスタワー)にある会場。

以前ご当地アイドルグループGNZ48の公演を見に行った場所とおなじ敷地内ですね。

しかし、ショッピングモールを上に上がるのではなく、左手から奥に進みます。

 

そうすると、オフィス棟がみつかりますので、エレベーターで9階へ。

 

エレベーターを降りると汉语考试考点という看板がある事務所があるのですが、中には何故かナース姿の職員が。どうやら医療センターの一部屋を借りているらしく、気にせず奥に入ってください。入って右手一番目の部屋が今回の会場でした。

 

試験会場内は写真が取れませんでしたが、約20-30席程度の狭い部屋で、すべての机にコンピューターが設置されています。

この日の受験者は20名弱、当然ですが全員非中国人で、日本人だけでなく西洋人やアフリカ系の受験者の姿も。

試験は午後1時半開始、試験時間はみっちり2時間で、私の受けたHSK5級の問題内訳は以下のようになっていました。

HSK(5級)合計100題,リスニング、読解、作文の三部構成。
テスト内容
試験問題数
試験時間(分)
一、リスニング
第一部分
20
45
約30
第二部分
25
書き込み時間
5
二、読解
第一部分
15
45
45
第二部分
10
第三部分
20
三、作文
第一部分
8
10
40
第二部分
2
合計
/
100
约120
テスト合計時間125分(受験者情報書き込み時間の5分含む)。
<一、リスニング>
ポイントとしては、頭のリスニング30分は結構長く感じます。問題自体は難しくありませんが、内容を覚えておくこと、集中力を途切れないようにすることが必要になります。私の場合、各問題の再生が始まる直前、先に問題の回答選択4つを読み、それを頭に入れてから問題を聞くようにしました。問題はコンピューター上で自動に次々と読まれていきますが、各設問の読み上げが終わり次第回答は素早く決めてしまい、次の問題内容が読み上げられるより先に回答選択に目を通しておきます。これをするとリスニングは非常に楽に回答できます。
<二、読解>
コツは。。特になかったですね・・。普段から中国語に触れていると自然と回答できます。
<三、作文>
これがちょっと厄介です。5語くらいのキーワード単語が並べられて、それらすべてをもれなく使って自由作文を書くのですが、あまり長く書くとやはり文章に粗が出てきます。満点を目指すのは難しいかもしれませんが、まずは5語をとにかく忘れずに全部使用することに集中しました。(キーワードの入れ忘れは最悪ですので、それだけはミスしないように。)

テストは125分で終了しますが、私は100分ほどですべて記入できたので先に退出しましたが、普段勉強していないので、なんとも言えない疲労感です。

 

結果発表!!

試験の結果は30日後にオフィシャルサイトから確認できます。

私の成績はどうだったかというと・・・

うん・・? 点数出てるけど合格かどうか書いていない・・?

とりあえず点数は274点だ。これって合格かしら。

調べてみると、どうやらHSKは現在は獲得点数を表記するだけで、合格という表記はしていないようです。ただし、HSK5級は以前の基準では180点が合格でしたので、それを基準にすると合格ラインは十分に超えたということでしょう。

でも、やっぱり作文が少し悪かったのが気になります。もうちょっと中国語勉強し直そうかな・・、と考えさせられるいい機会でした。

 

↓HSK試験のテキスト(リスニング音声付き)が欲しい方は以下からどうぞ。

HSK1級

HSK2級

HSK3級

HSK4級

HSK5級

HSK6級

中国でHSK試験を受けてみた①(申し込み方法)

外国人を対象とした中国語資格試験で最も有名なHSK試験ですが、当然ながら中国でも各都市で受験が可能です。

今まで必要性が無かったので受けていなかったのですが、外国人のABCランク付け(過去記事はこちら)でHSKの取得が大きなポイントになるようですし、ものは試しに受けて見ることに。

こちらのオフィシャルサイトからネット経由で申し込みが可能です。

試験開催の間隔は毎月1回のようです。

申し込み締め切り日:筆記受験は約27日前、コンピューター受験は約10日前。

ここで注意しなければならないのは、受験方法(考试形式)には

①纸笔考(筆記受験)と②机网考(コンピューター受験)

の2通りの方法があり、申し込み時にどちらかを選ばなければならないことです。

これらの選択は、どちらも試験会場での受験ですが、従来の試験用紙を見ながらの筆記試験か、コンピュータに向かってマウスとキーボードで回答するコンピュータ試験を受けるかの違いがあります。試験の回答は回答選択部分と作文部分に分かれますので、特に作文部分を考慮して、筆記で中国語作文を書く方が得意なひとは①纸笔考(筆記受験)を、PCで中国語作文(ピンイン入力)が得意だと思う人は②机网考(コンピューター受験)を選べばいいでしょう。

また、②机网考(コンピューター受験)は設備がある場所でしか受けれませんので、希望の試験会場でコンピューター試験があるかどうか確認してから申し込みをしてください。

私の場合は普段の生活ではPCやスマホでピンインを使って中国語を書いていますので、逆に筆記は自信がなかったため、迷わず②机网考(コンピューター受験)を選びました。

次に、どの1級~6級のどの試験を受験するかですが、ありがたい事にオフィシャルサイトのこちらに模擬試験がありますので、ネット経由でそのまま模試を受けて採点まで行えます。(ヒアリングと作文テストの模試はまだ無いようです。)

因みに外国人のランク付けではHSK5級があれば最高ポイントがつきますので、私もまずは5級から受けて見ました。

模試をした結果、試験勉強無しでもHSK5級合格は問題ないと手応えがありましたので、一番近い日程のコンピューター試験会場(中泰国際広場)での試験を申し込みました。

因みに中国の銀行口座を持ってネットバンキングを開通していれば、このオフィシャルサイトで(パスポート)(顔写真)等のデータを送信した後、そのまま試験代金の支払いまで完了できました。

約一週間後、試験票がメールで送られて来ますので、それを忘れずに印刷して会場に持ち込めば準備完了です。

今回はひとまずここまで、受験の内容については次回以降のブログ記事で書きますね。

↓音声付きの試験テキストが欲しい方は以下からどうぞ。

HSK1級

HSK2級

HSK3級

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HSK6級