麻辣烫(マーラータン)なら楊国福がおすすめ。

中国でマーラータンという料理名は広く浸透しているので、聞いたことがある在住日本人は多いとは思います。しかし、マーラータンのお店は屋台などが多く、「オーダー方法がわからない」「衛生的でない」などの理由で、実際に食べたことのない方も多いのではないでしょうか。

 

マーラータンとそのオーダー方法

マーラータンとは、ごく簡単に言ってしまえば鍋料理をお椀ごとに取り分けたものです。そのスープが麻辣(マーラー)味なので、麻辣烫という名前がついています。

調理前の野菜・肉などの素材を、セルフサービスで好きなだけ籠に入れて、最後に重さを測ってお会計するというものが主流です。籠はそのまま厨房に持ち込まれ、10分ほどで茹でられたものがスープと共にどんぶりに入って出てきます。

 

楊国福

今回はそんなマーラータンの中で、広州は天河区でいつも客で賑わっていて繁盛している楊国福というチェーンレストランを紹介します。

場所は広州市天河区林和東路45号、日本料理屋の「かぐら」の右隣りです。

 

ぱっと見はローカルC級レストランの雰囲気が漂っていて入りにくいかもしれませんが、じつは楊国福は2015年時点で全国に3500店舗もある有名チェーン店です。スープが美味しくて比較的オーダーしやすいので、外食時に野菜中心に食べたい、という時にじつにおススメです。ここではスープの辛さも選べるので、全く辛くないスープもオーダーできます。

店内はこんな感じ。テーブル席は多くなく、いつでも空席が少ない感じです。お昼のランチ時間などはほぼ席を確保できないので、私は時間を外して訪問することが多いです。

お店に入ってまずすべき事は、左側の食材コーナーで、容器(洗面器みたいなやつ)とトングをとって、セルフで必要な食材を容器にどんどん入れていく事です。

今回選んだのは、野菜(春菊、空芯菜、麦菜、番薯叶、冬瓜、もやし)キノコ類(椎茸、エノキ、木耳)、湯葉など。

野菜の種類が多く、いろんなものを少しづつ採れるのがいいですね。すきな材料があれば、それこそパクチー大好きなひとはパクチー山盛りなんてことも自由です。

肉類、加工肉類、練り物等も種類多くありますが、解凍ものばかりで美味しそうでないのと、加工食品は中に何を使っているのかわからないので、基本的にいつも生鮮野菜のみに絞ります。

インスタント麺もあり入れている人が多いのですが、今回は炭水化物を避けたかったので、やめておきました。(代わりに少量の湯葉をいれました。)

 

会計

食材を選ぶと、容器を持ってそのまま一番奥のカウンターへ行くと、店員が秤で食材の重さを量ってくれます。

料金はどの材料も統一の重要課金制で、37.6元/㎏となっており、レジで量ってもらうと今回は550グラムあったので合わせて21元でした。

値段が出ればスープの辛さとテイクアウトか否かを聞かれます。私はいつもここでは”特辣”にしてもらっています。これが一番好みにあいました。でも、何も言わなければ微辣をすすめられます。辛いのがダメなら、“不要辣的”といって全く辛くなくしてもらうことも可能です。

清算が済めばオーダー番号の入ったレシートを渡されますので、テーブルを確保してしばし待ちます。

早い時には5分くらい、遅くても15分くらいで、頼んだ食材が調理されて運ばれてきます。

 

実食

どーーん。

辛さを特辣にとしたので、ラー油がたっぷり浮いており中々扇情的な見た目です。でも、自分では結構ペロっといける程度の辛さです。

元々のスープ自体は白濁していて豚骨ラーメンのスープのようです。非常に味がしっかりとしていて、胡椒たっぷりデフォで効いていて、後引く旨さです。このスープのパンチが「また食いてぇ」と脳にその味を刻む原因となっています。さすが、チェーン店をこれだけ多く広められるだけのものはあります。

今回は20元以上の注文だったとの理由で、サービスのドリンク(豆乳ドリンク)を付けてもらえました。辛いスープの口休めに打ってつけです。

ここは普通食材を選ぶと大体は15-25元で収まります。
鍋料理と同じで、野菜中心でも満足感が得れるので、糖質制限をしている人等にもおすすめですね。

 

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