広州で飲茶と言えば広州酒家

 

 

こんにちは、広州在住のNRです!

食材広州、食は広州にあり、で有名なこの場所で、楽しむべき食道楽の筆頭に上がるのはやっぱり「飲茶」!

今日はその飲茶レストランの中で必ず名前が挙がる老舗、「広州酒家」の百福広場支店(天河区体育東路)に行ったレポートをお届けします!

レストランの紹介

広州酒家は1939年創立、広州有数の老舗レストランで、市内に合わせて6つの支店があります。営業は朝8時からオープンしており、飲茶メニューは「早茶」と呼ばれて主に午前中の提供がメイン。午後2時を過ぎると一旦営業が終わり、その後の夕方の営業は飲茶メニューはほとんど終わってしまい、通常の食事メニューがメインになります。ですので、飲茶を楽しみたい場合は朝8時~昼2時までに行く事をお勧めします。

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飲茶店でのお茶の飲み方

まずは、席につくなりお茶の種類を注文することからスタートです。お茶は鉄観音、ジャスミン茶、プーアル茶など様々なものから選べます。食事の前にまずはお茶をオーダーしましょう。

各テーブルには湯沸かし用のポットと、お茶の葉を入れる急須が備え付けられており、お茶をオーダーすると、お茶の葉が袋詰めで提供されるので、これをザッと急須に開けてしまい、まずはお湯で茶葉を洗って開かせます。そして一杯目のお湯を捨て、二杯目を湯呑に注ぎます。こちらでお茶を飲む時の基本ですね。因みに華南地方ではその一杯目の捨てたお茶で食器類を綺麗に濯ぎます。急須は大体1-2人用の小さいものが提供されますが、ポイントとしては毎回飲む分以外は捨ててしまってください。茶葉につけているとすぐに苦くなりますので。飲むときに毎回新しいお湯を注ぎ、少しずつ何度でもお茶を出すのが中国茶スタイルです。

飲茶メニューの頼み方

ここ広州酒家では、飲茶メニューのオーダについては、注文表と鉛筆を渡されますので、セルフでメニュー表に注文したいもののボックスへチェックを入れ、そのまま服務員に渡すシステムになっています。

飲茶メニューは価格がどれも15-30元くらいですので、あまり値段を気にせず選べますので、気になったものがあればどんどん頼んでみましょう。

以下、前回私が訪問した際に頼んだ飲茶メニューをご紹介しますね。

*爽脆潮州蒸粉果

潮州料理をアレンジした料理です。簡単に説明すると蒸し餃子、みたいなものですが、皮が少し透明で、厚みがありもちもちしているのが特徴です。中の餡には豚肉とたっぷりのピーナッツ、それに刻んだ香草が入っています。

*黑木耳鲍鱼汁腐皮卷

こちらでは腐竹とか腐皮と呼ばれる湯葉状のものを、1度揚げて春巻にしたものです。さらにそれを甘目のアワビベースのタレで煮込んでおり、皮が濃厚なソースを吸い込んで美味です。また中にはキクラゲ等が具に入っていて、歯ごたえのバリエーションも楽しめます。

*金勾珍珠咸水角

 

餅のような集めの皮にピーナツや豚肉などの餡を包んだものです。外側は少し揚げてあり、さらに砂糖がかけてあります。この甘味と塩気の混ざり具合は、醤油砂糖で具の入った餅を食べる、みたいな感じですかね。

*清香泮塘马蹄糕

馬蹄糕(シログワイ)という植物の根っこを煮込んでそのデンプンで固めた、水羊羹のような触感の飲茶メニューです。ほんのりとした甘みと、独特の清涼感が楽しめます。

*香煎腊味萝卜糕

これは飲茶メニューの筆頭格の一つですね。日本語では大根餅と呼びますが、大根の練り物なので、餅のような固い触感ではなく、山芋たっぷりのお好み焼きのようなトロッとした食感です。ここのものは刻んだ中華ソーセージの塩味と黒コショウがしっかりと効いていて、見た目や名前よりもがっつりとしたおかずのような味ですね。私は飲茶でいつも頼む必食メニューです。

*凤凰金沙包

マントウに甘い餡が入ったものですが、鮮やかな金色の餡は、卵の黄身をたっぷりと使った濃厚なもので、甘党の方にはお勧めです。

上記6点を頼むともう二人では食べきれない量でしたが、それでもお会計は101.5元ととてもリーズナブルです。

飲茶を楽しまないと広州生活が半減するといっても過言ではありません、チャンスがある方は是非行ってみてくださいね!
 

Guangzhou Jiujia 百福广场店飲茶・点心 / 広州)

昼総合点★★★☆☆ 3.5

 
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中国でシェアEVカーを利用してみた!その①

どーも、シェアエコノミーに強い興味があるNRです。

今回は中国広州でシェアEVカーサービスの「EVCARD」を利用してみましたので、そのレポートをシェアいたします!

STEP1 今回利用したアプリ

今回は、EVカーに特化した中国のシェアサービス、EVCARDを利用してみました。

この会社は上海汽車の持株会社が51%を出資しており、そのいくつかの車体にも上海汽車ブランドのEVカーを利用しています。しかし、シェアカーサービスのブランディングとして、一部の都市ではBMWなどのEVカーも投入しています。現在のところ中国国内の同様のサービスでは比較的大手で安心できる会社といえるでしょう。

STEP2 登録

まずは以下のオフィシャルサイトもしくはアプリマーケットから、「EVCARD」アプリをダウンロードします。

https://www.evcard.com/

因みに外国人の登録の場合には以下の準備が必要です。

1)中国で取得した自動車運転免許

(日本の国際免許はそのままでは利用できません。中国で筆記試験のみ受けて中国の免許を取る必要があります。)

2)パスポート

3)Wechat/Alipay/銀聯などのネット支払い可能なアカウント

4)郵送物を受け取れる住所

上記を用意してアプリから登録を行うと、数日後に登録住所まで以下のようなカードが送られてきます。

これを受け取れば登録完了です。

STEP3 デポジット

登録を済ませると、利用に際してまずはデポジットを支払う必要があります。

デポジットは(1000元/2000元/3000元/4000元)の4種類があり、金額が高くなるにつれて利用できる車種が変わってきます。

一番高い4000元デポジットで使える車種はこんか感じ。

デポジットが高くなると、BMWのi3なども使えるようになりますが、そもそも使いたい場所でその車種があるかどうかわかりませんので、まず初めは一番安い1000元のデポジットで十分です。

また、利用料金は最低0.5元/30分~、となっていますが、これも車種によって違う料金体系が設定されています。

 

STEP4 シェアカーを選ぶ。

EVCARDの車は市内中心部の駐車場に分散して設置されています。シェアポイントはショッピングモールやマンションの地下駐車場などと契約して設置されていますが、設置ポイントは全てEVCARD専用の充電基地が設けられています。因みにEVCARDのシェアカーを使う場合、返却場所は元の駐車場に限らず、空いていればどこのEVCARDシェアポイントにも返却可能となっています。(ただし、各ポイント停車スペースが3台前後が多く、必ずしも希望の場所が空いているとは限らないので注意。)

アプリを開くと、町中のシェアカー設置ポイントが表示されますので、希望する地点の利用したい車をアプリ上から予約します。

車を選ぶと、バッテリーの残量および運転可能時間、料金、前回の掃除時期などが表示され、OKならば予約をします。予約後は10分ほどで自動的に課金が始まります(課金前ならキャンセルも可能)。

車はこんな感じで街の中の駐車場に止められています。全て車体にEVCARDのロゴが入っているのでわかりやすいです。

鍵の開け方ですが、カードをフロントガラス内側の機械に当てるとアンロックされます。

また、駐車時は基本的に充電中になっていますので、その充電コネクターを抜き、充電ステーションに戻す必要があります。

これで出発可能です。

車に乗るとエンジンキーはつけっぱなしになっていますので、それを回して稼働させます。

因みに、車の中は比較的綺麗でした。実は以前別のシェアカー”立刻”も利用したことがあるのですが、その時はだいぶ汚い感じだったのですが、サービス会社によってメンテ状況の差がありそうです。

EV(電気自動車)の走り心地ですが、中国ブランドの車とはいえど、昨今のものはあまり問題は感じません。いわゆる軽自動車に乗っているな、という程度で、使用にはまるで問題ありませんでした。

しかし、市内を走るときはシェア自転車が一番右の車線をがんがん走るのがかなり邪魔でしたね。。。(いや、自分も自転車の時はそんな感じなんですが。)

STEP5 利用終了時~支払い

任意のEVCARD設置駐車場で車の返却ができます。スペースが何台分空いているかはアプリで確認できますので、空きスペースのある希望の駐車場を探します。駐車場入口には通常ゲートがありますが、入口のナンバープレート自動読み取りで、EVCARDは登録車として自動でゲートが開くようになっています。

しかし、駐車場に入ってからが少々厄介。マンションの地下駐車場(地下1階/2階)などになると、このスペースを探すのが結構大変です。何百台もある駐車場の中から、ほんの数台分のEVCARD専用スペースを見つける必要があります。これは初めての場所で借りる際にも起こる問題ですね。

場所によってはこの光景が延々と続き、目的の駐車スペースがみつかりません。入口に守衛さんがいたら必ず聞いて場所を教えてもらったほうがいいですね。

なんとかみつかりました。

停車時には、必ず充電コネクタを接続する必要があります。エンジン停止、ライトのオフ、施錠、充電接続などの項目がセンサーでチェックされており、全ての項目がチェック完了になれば、やっと返却完了、支払いメニューに進みます。

 

STEP6 支払い後

支払いはWechat/Alipay/銀聯でサクッとできます。

支払い終わってこれで終わって完了~♪

と思ったのもつかの間、利用確認のメニューで何やら不穏なメッセージが。

正在查违章(交通違反の調査中)

つまり、もし利用時に交通違反があった場合、事後に車の持ち主(EVCARD側)に交通局から通知が行きますので、その有無が確認できるまで一定時間、調査中としてデポジットが出せない状態となります。これは毎回必ずなるようです。

「ま、問題ないか、別に交通違反していないし♪」とその時は軽く考えていたのですが、その後思わぬ展開に…!

っと今日はここまで、続きは以降の記事で!

 

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麻辣烫(マーラータン)なら楊国福がおすすめ。

中国でマーラータンという料理名は広く浸透しているので、聞いたことがある在住日本人は多いとは思います。しかし、マーラータンのお店は屋台などが多く、「オーダー方法がわからない」「衛生的でない」などの理由で、実際に食べたことのない方も多いのではないでしょうか。

 

マーラータンとそのオーダー方法

マーラータンとは、ごく簡単に言ってしまえば鍋料理をお椀ごとに取り分けたものです。そのスープが麻辣(マーラー)味なので、麻辣烫という名前がついています。

調理前の野菜・肉などの素材を、セルフサービスで好きなだけ籠に入れて、最後に重さを測ってお会計するというものが主流です。籠はそのまま厨房に持ち込まれ、10分ほどで茹でられたものがスープと共にどんぶりに入って出てきます。

 

楊国福

今回はそんなマーラータンの中で、広州は天河区でいつも客で賑わっていて繁盛している楊国福というチェーンレストランを紹介します。

場所は広州市天河区林和東路45号、日本料理屋の「かぐら」の右隣りです。

 

ぱっと見はローカルC級レストランの雰囲気が漂っていて入りにくいかもしれませんが、じつは楊国福は2015年時点で全国に3500店舗もある有名チェーン店です。スープが美味しくて比較的オーダーしやすいので、外食時に野菜中心に食べたい、という時にじつにおススメです。ここではスープの辛さも選べるので、全く辛くないスープもオーダーできます。

店内はこんな感じ。テーブル席は多くなく、いつでも空席が少ない感じです。お昼のランチ時間などはほぼ席を確保できないので、私は時間を外して訪問することが多いです。

お店に入ってまずすべき事は、左側の食材コーナーで、容器(洗面器みたいなやつ)とトングをとって、セルフで必要な食材を容器にどんどん入れていく事です。

今回選んだのは、野菜(春菊、空芯菜、麦菜、番薯叶、冬瓜、もやし)キノコ類(椎茸、エノキ、木耳)、湯葉など。

野菜の種類が多く、いろんなものを少しづつ採れるのがいいですね。すきな材料があれば、それこそパクチー大好きなひとはパクチー山盛りなんてことも自由です。

肉類、加工肉類、練り物等も種類多くありますが、解凍ものばかりで美味しそうでないのと、加工食品は中に何を使っているのかわからないので、基本的にいつも生鮮野菜のみに絞ります。

インスタント麺もあり入れている人が多いのですが、今回は炭水化物を避けたかったので、やめておきました。(代わりに少量の湯葉をいれました。)

 

会計

食材を選ぶと、容器を持ってそのまま一番奥のカウンターへ行くと、店員が秤で食材の重さを量ってくれます。

料金はどの材料も統一の重要課金制で、37.6元/㎏となっており、レジで量ってもらうと今回は550グラムあったので合わせて21元でした。

値段が出ればスープの辛さとテイクアウトか否かを聞かれます。私はいつもここでは”特辣”にしてもらっています。これが一番好みにあいました。でも、何も言わなければ微辣をすすめられます。辛いのがダメなら、“不要辣的”といって全く辛くなくしてもらうことも可能です。

清算が済めばオーダー番号の入ったレシートを渡されますので、テーブルを確保してしばし待ちます。

早い時には5分くらい、遅くても15分くらいで、頼んだ食材が調理されて運ばれてきます。

 

実食

どーーん。

辛さを特辣にとしたので、ラー油がたっぷり浮いており中々扇情的な見た目です。でも、自分では結構ペロっといける程度の辛さです。

元々のスープ自体は白濁していて豚骨ラーメンのスープのようです。非常に味がしっかりとしていて、胡椒たっぷりデフォで効いていて、後引く旨さです。このスープのパンチが「また食いてぇ」と脳にその味を刻む原因となっています。さすが、チェーン店をこれだけ多く広められるだけのものはあります。

今回は20元以上の注文だったとの理由で、サービスのドリンク(豆乳ドリンク)を付けてもらえました。辛いスープの口休めに打ってつけです。

ここは普通食材を選ぶと大体は15-25元で収まります。
鍋料理と同じで、野菜中心でも満足感が得れるので、糖質制限をしている人等にもおすすめですね。