外国人永久居留証身分証の取得方法

外国人永住許可証の申請条件

中国版のグリーンカードと言われる、外国人永住許可身分証についてまとめて見ました。

申請には以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。


(1) 中国への直接投資、3年連続の投資状況の安定、良好な納税記録がある

(2) 中国で副総経理、副工場長、その他の役職以上、または准教授、副研究員、その他の副上級職以上を有し、同等の待遇を享受し、4年連続で中国に3年以上滞在し、納税記録が良好である。

(3) 中国に対する重要かつ顕著な貢献と、国家からの特別な需要がある。

(4) 第1項~第3項に規定する者の配偶者及び18歳未満の未婚の子供。

(5) 中国市民または中国で永住権を取得した外国人の配偶者で、結婚関係が5年間存続し、中国に5年連続で居住し、毎年9ヶ月以上中国に居住し、安定した生活保障と住居を有する者。

ちなみに名称に永久とありますが、実施の有効期限は10年。

また保持者は毎年3ヶ月以上中国に居住しなくてはならないという規定がありますが、居住区の公安局に届ければ4年までは大丈夫だそうです。申請費用は1800元。

取得に必要な時間

無犯罪証明など、時間がかかる準備資料が必要なため、申請準備に半年ほどかかると見ておいた方が良いです。

また、書類提出後の審査にはおおよそ一年かかるとされています。

申請書類提出先

広州であれば、广州市公安局出入境管理处(住所:解放南路155号)の専用カウンターで申請を受け付けてます。

申請の場合は以下のサイトから予約が必要ですが、このサイトで上手く予約ができないことがありますので、その場合は广州市公安局出入境管理处の中にある専用端末から予約を行います。

广州市公安局境外人员网上服务系统

メリット

まず大きなメリットはビザ申請が不要で中国出入国が簡単にできることです。ビザの期限を気にすることもなくなります。(ただしこの身分証の10年期限には注意)

また、この身分証があれば高速鉄道などが中国人と同じように(機械が対応していれば)身分証タッチで乗れますし、ホテルなどもこの身分証で宿泊可能になります。

ただし、世界中の収入に対して納税義務が発生しますので日本でも収入がある方は注意が必要です。

↓この記事が気に入った方は、ポチッとして頂けると励みになります♪

にほんブログ村

広州地下鉄7号線

広州地下鉄7号線は広州にできた10本目の地下鉄です。2016年に第一期工程である广州南駅~大学城南駅が開通しました。表示色は黄緑。

 广州南駅を起点とし、番禺区を東西に抜けて、広州大学城につながります。現在の終点は大学城南駅です。一期の全長は17.41km,すべて地下を走行します。(2021年1月現在)9つの駅がありますが、全ての駅にトイレが設置されています。

また、すでに完成した部分以外にも、西南に延びる広州7号線西延順徳段と、北東に延びる広州地下鉄7号線二期の二つの延長ラインが目下建設中です。

広州地下鉄7号線二期

 7号線の第二期工事分は、大学城南駅を起点とし、番禺区、黄埔区を北に抜けて黄埔水西北駅を終着とします。全長22km,全線11駅、その途中で、穗莞深城际琶洲支線、地下鉄8号線東延段、13号線、5号線、19号線、6号線、21号線への計7つの乗り継ぎ駅があります。

 2022年12月~2023年1月に全線を通る試運転を開始する予定です。

広州7号線西延順徳段

2021年末には試運転が開始される予定となっています。これが完成されれば佛山市順徳区から地下鉄で直接広州市内に乗り入れが可能になります。

広東省で働く日本人のための春節期間紅包まとめ(Wechatで支払いも)

新年好!

Twitterで春節の紅包の習慣について投稿したところ色々反応がありました。

 意見の中には、同じ中国でも他地域では紅包の習慣がかなり違うという内容が多くありました。また、いくら払えばいいの?という疑問も見られました。そこで、1度私の知っている範囲で「広東省で働く日本人のための春節期間紅包まとめ」を書いてみました。

尚、冒頭でわざわざ「広東省で」と地域を明確化したのは理由があり、北方など他地域では親類間以外に春節期の紅包を渡す習慣がそもそも無いところも多いそうです。ご注意ください!
ですので、これから先の内容は、あくまで「日本人の見た、広東省の例」として読んでくださいね!

春節の紅包(Hongbao/ホンバオ)って何?

旧正月期間に渡すそれは、日本の習慣で言うと、”お年玉”という概念が一番近いですね。(ここでは冠婚葬祭のご祝儀である紅包とは切り離して説明しています。)

春節のお祝いとして、年長者が若年者に配るおこづかいになります。ただし、日本のお年玉の場合、「大人が子供にあげる」「未成年もしくは学生身分までもらえる、それ以降は自分が払う立場になる」という概ねの線引きですが、広東省では、特に職場において成人が成人に渡す事や、マンションやオフィスの警備員や清掃員に渡す事も多いです。

春節の紅包は基本的には上位(年配)のものが下位(若年)のものに渡す習慣があるのですが、職場で渡す場合の動機は存在します。
では、親類間ではなく、何故職場で成人から成人に紅包を渡すのか、それには配る側に概ね以下のような目的があります。

  1. 配る側の面子を保つため
  2. 受け取る側により良いサービスをしてもらう為

しかし、どういった立場で、どれくらいの金額を配るのが良いのでしょうか?また、外国人である日本人はこの習慣をどのように利用すればいいのでしょうか?

以下に広州で長年働いて来た私の知っているパターンやオススメ案を、いくつかの属性別に紹介します。

  • 中国人老板の場合
  • 40代駐在員責任者の場合
  • 30代未婚駐在中間管理職の場合
  • 30代既婚現地中国人スタッフの場合
  • 20代現在採用日本人の場合

中国人老板の場合

通常ですと、従業員全員に各50-100元位は配ります。(もちろん、高収益のイケイケな業界ならもっと高額を出していることもあるでしょう。)
ですが、ひとまず50-100元を配っていればそれなりに面子を保てます。
仮に100人に100元配れば10000元、なかなか大きな出費ですが、会社と個人の財布の区切りが曖昧な中国個人企業にとってはごくごく小さな問題でしょう。

40代駐在員責任者の場合

日系企業駐在員で責任者(総経理等)の場合は、上記中国人老板の様に会社経費で配るのは難しいかもしれません。
そこで、代々財務がやりくりしてくれて経費から紅包を捻出しているようなところもあれば、そもそも日系企業なのでそういう文化が無いものとして一切配らないところもあります。
もしくは中国慣れしている駐在員であれば、自身の男気で、中国人老板同様の内容をポケットマネーで出すパターンも。

30代未婚駐在中間管理職の場合

広東省では未婚の場合は配らなくてもいい、という考え方があります。しかしそれは30代に入ると大体結婚しているという前提の話である為、日本人のように30代の結構いい歳ならば、未婚でも駐在員として管理職ポジションを与えられていることがほとんどですので、1.面子+2.サービス期待のために配るのをお勧めします。ただし経費が廻せる事はあまりないと思いますので、ポケットマネー範囲で、具体的には10-100元くらいを自分が深く関わるチームだけに配るというのがベターです。

また、自分の職場や社内外タスクチームにWechatのグループチャットがあれば、チャット内でWechat機能を使って红包を配るのがさらにオススメです。

この機能の場合、Wechat上でグループ内の配布人数と合計金額を設置でき、受け取りをクリックした人から順番に、分割された金額がランダムに配分されます。人によって、Aさんは18元、Bさんは8元、Cさんは10元、といった具合に異なる金額が当たります。これが逆に射幸性があってスタッフとチャットが盛り上がり、また合計金額も低く抑えることが出来るので非常にオススメ。

30代既婚現地中国スタッフの場合

中国企業だと、未婚の若者(主に女性)が既婚の職場スタッフに紅包をおねだりしに行く、という微笑ましい?光景があります。そんな場合、中国人スタッフは5-10元/1包みの紅包を沢山用意しておき、たかられた分だけ手当たり次第に渡します。この場合は「何かお札の入った赤い封筒」をやり取りするのを楽しむ、というお祭りレベルなので、金額が少なくてもまるで問題ありません。
因みに全ての属性が、マンションやオフィスの保安に渡すのもこれと同内容でOKです。

20代現地採用日本人の場合


基本的には、若手で職位なし、未婚であれば社内で紅包を配る必要はほとんどありません。逆にまだ紅包を受け取り出来る側にいる事も十分ありますので、職場では紅包を準備していなくてもいいです。しかし、上記の紅包を渡す動機1&2を意識しながら、周りの人がどのように渡しているかを学習していく事は、引き続き中国ビジネスをしていく上では結構大事だと思います。

まとめ

以上、属性別に分けて説明しましたが、中国人はこうやって紅包、時にはプレゼントをやり取りしながら、仕事上の人間関係を濃くしていく習慣があります(少なくとも広東省では、ですが)。
日本人は意外に思うかもしれませんが、かけた恩はしっかり覚えていて、後で感謝をしっかり示す様な情深いところがあるのも中国人です。なので、もしあるスタッフが家族の病気等でお金に苦労していたりしたら、私は上に羅列した目安はすっ飛ばしてその彼だけに厚い紅包を渡したりもします。その様にして人間関係を保つと、中国生活が長くなるにつれて仕事にも生活にもメリットが出てくるでしょう。

尚、これらはひとまず私の個人的経験を元に書きましたので、何か外部データ参考にしたわけではありません。
もし「ちょっと違うよ!」とか「こういうパターンもあるよ!」という方いらっしゃいましたら是非是非コメント欄まで。

 
↓この記事が気に入った方は、ポチッとして頂けると励みになります♪
にほんブログ村 海外生活ブログ 広州情報へ
にほんブログ村