広州のソウルフードといえば、艇仔粥は外せない。

広州には色んな地場のソウルフードがありますが、私の一番のお勧めは、なんといっても“艇仔粥”というお粥です。

艇仔とは広東語でボートの事を指し、その昔、荔枝湾で漁民が船上でお粥を作って販売していた事から名付けられました。

広州市内にあるチェーンレストラン、”华辉”、私はいつもここでお粥を食べます。

ここはお粥と腸粉(ライスクレープ)がメインのファストフード店です。入口のカウンターで注文、支払いは支付宝(アリペイ)でさくっと。

店内はこんな感じで、質素簡潔ですが、衛生面は悪くありません。

注文すると番号札をくれるので、後はメニューが運び込まれて来るのを座って待ちます。

来ました!!

なんか変な形のお椀ですが、これは右側が取っ手になっていて、いわゆるウェイターの親指がスープにインするのを防いでくれる画期的な器なのです。

アップ、この時点でのビジュアルはそれほど美味しそうでもありません。

レンゲで混ぜてみた、すると奥からいろんな具が出てきます。

具をひとつずつ確認してみました。

白身魚

さつまあげ風の練り物

ピーナッツ

クラゲ

錦糸卵

ぷりっぷりのエビ

アヒル肉

油条

 イカ

なんと、確認出来るだけで9種類の具が入っています。これでたったの11元(約180円)。地元民に愛されるわけですね。

味の方は、海鮮の出汁が効いてしっかり濃厚な味。日本のお粥よりも食べごたえがあります。また、特徴としてお米がほとんど溶けているため、サラサラと飲むように食べれます。因みに、中国語でお粥を食べる動詞は吃(食べる)ではなく喝(飲む)を使います。

私は飲みすぎた次の日や、朝食に、よく利用しますね。

広州に住んでいてまだ食べていない方は是非1度食べてみる事をお勧めします。

ここには腸粉もありますが、その紹介は別の機会に。

华辉拉肠(林乐店)
地址: 天河北路423号107铺(近珠委小学对面)
电话: 020-38854573

http://www.dianping.com/shop/2685535

広州南駅から高速鉄道に乗ってみた。

広州南駅から高速鉄道に乗ってみたレポートです。

広州市内には現在、広州駅、広州東駅、広州南駅、広州北駅の4つの大きな鉄道駅があり、目的地によってそれぞれ使い分ける必要があります。今回は広西省に向かうために南駅を使いました。

入口はこんな感じ、タクシーで着くとでそのまま2階の出発ホール入口になります。

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中国の鉄道駅はどこも果てしなく大きいものが多いですが、この南駅も例外なくどでかいです。写真ではすべて見えていませんが、端からみると一番向こう端の人間は蟻のように小さくなっています。春節などは何万人の利用者が殺到しますので、中国の駅の収容人数はどこもかなり大きく設定されているはずです。

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こちらが1階/2階の全体図です。

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切符を購入するには、中国のIDカードを持っていれば2Fの自動切符販売機でそのまま購入できますが、外国人は自動販売機が使えず、窓口(人工售票处)で購入する必要があります。これが中国ではいつも面倒ですねー。

窓口へは1Fで一旦建物を出てから再度建物に入る必要があります。ちょっと見難いですが案内図です。

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で、こちらが切符販売窓口。

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直接窓口で切符を買う場合、並ぶのに数十分、さらに空席をブッキングしてもらうと30分以上先の列車が手配されることが多いので、時間節約のためには事前ににC-tripなどでチケットを購入しておくことをお勧めします。手数料、送料は掛りますがどこへでも郵送してくれます。(予約だけして窓口受け取りも可能。)

チケットを無事に入手できたら、2階の<本人確認ゲート>でチケットとパスポートを見せて入りますここで、中国人のIDカードはちゃんと見るのですが、ほとんどの係員はパスポートの場合はめんどくさがってカバーを一瞥するだけで中をチェックしない係員が多いです。この辺がチャイナっぽいです。

本人確認ゲートを抜けると、左右に安全検査(荷物検査)があり、それを通過します。A/Bと別れていますが、中ではつながっているのでどちらを利用しても構いません。

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時間があったので食事できるところ探してみると・・・・、

なんと、すきやが入っていますね!!

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早速食べに行ってみました。

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セットメニューで38/43/48元、日本と変わらないか、ちょっとそれより高いかも。。。

今回は久々に日本のカレーが食べたかったので、カレーセットにしました。

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カレー、茶わん蒸しまでは和風ですが、スープが広東式スープになっていることと、野菜炒めは青梗菜になっているところがローカライズされていますね。

ちなみにカレーは全く日本の味、お米も東北米で違和感なしでした。茶碗蒸しもしっかり美味しかったです。唯一、広東式スープだけは冷めている上に味もいまいちでした、日本のチェーンなので広東式スープのノウハウが低いのでしょうか。

さて、出発15分くらい前にはプラットフォームに入れるようになりますので、自分が乗る列車の番号を電光掲示板で確認し、切符検査(检票)が始まれば改札を抜けてプラットフォームにおります。

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今回乗ったのはCRH2、最大速度が200KMの”动车”です。ちなみに中国の高速鉄道は、”动车”と”高铁”に区別されており、こちらは”动车”で最速200KMに抑えられていますが、”高铁”は200-300kmのスピードが出ます。かつては350Kmぐらい出していましたが、2011年に温州で大事故を起こしてから、300km以上が出さなくなりましたね。それぞれ、ダイヤ番号の頭文字がD(动车)とG(高铁)で区別されています。

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今回乗ったのは少し高級な1等車(といってもそんなに高くない)だったので、シートもややゆったりで、足元にはコンセントもありました。

レポートは以上でした。