広州地下鉄5号線

広州地下鉄5号線は2004年に施工開始し、2009年12月から運行が開通しました。代表色は赤色。西側の始発点は佛山市に隣接する荔湾区の滘口駅。そこから広州火車駅や珠江新城駅などを軸にして、荔湾区、越秀区、天河区、黄埔区を東西に貫き東側の終着駅である文冲駅まで伸びています(更に延線を建築中)。線路全長は31.9km,4号線などと同じく、川崎重工の技術で中国南車集団が製造したL型車(6両編成)を採用,最高運行速度は90km/h。

広州地下鉄5号線東延線(建設中)

文冲駅から更に南西に向けて地下鉄5号線延長線が建設中です。終点駅は黄埔客运港駅、線路全長は約9.76km。開通予定は2022年12月。黄埔客运港駅はさらに穗莞深城轨の乗り換え駅となり、東莞へとアクセスが可能になる予定です。

広州地下鉄4号線

広州地下鉄4号線(緑のライン)

全長は60.03km,全部で24駅。北の起点を黄村駅とし,天河区、海珠区、番禺区、南沙区を南北にまたがり、南沙客運港駅を終着とします。

車両は日本の川崎重工と中国南車集団の合作製造によるL型車両が使用されています。

このラインは広州で働く日本人にほとんど馴染みがないかも知れませんが、広州大学城の真ん中を抜けるため、留学生はよく利用しているかもしれませんね。

広州地下鉄3号線

広州の3番目の地下鉄線、3号線です。2005年12月より一部路線が開通しました。

現在の全長は64.41Km、天河区、海珠区及び番禺区を通ります。また、広州の空港に乗り入れる唯一の地下鉄ラインです。広州で住む日本人が一番身近に感じている地下鉄線が3号線ではないでしょうか。

広州の新市街区を南北に“Y字形(体育西路で分岐しているため*)”の形で走り、北は広州白雲新国際空港まで、南は番禺广场つながります。(*体育西で分岐し、北西の天河客运駅につながります。これが結構ややこしてくて迷う人も多い。乗る際は行き先にご注意。)

広州の新市街区となるオフィス街に近い駅、体育西や珠江新城などを有しているため、広州で最も乗客の多いラインとなっており、ラッシュアワーは東京のそれと同じような厳しい詰め込み状態です。

なお、現在の南の終点駅は番禺广场駅ですが、実はそこから東へ伸びる沿線が工事中です。現在4駅の計画が発表されており、工事完了は2022年末の予定です。