「食は広州にありまくり。」
中国人集客なら「大衆点評」
あれ、何か日本語間違えたかな?そんな諺(←勝手に作るな)が地をいく広州において、その重要な裏付けの一つに、「飲茶文化」があると思っています。
主には午前中、お茶を飲みながら点心に舌包みを打つ庶民の文化なのですが、これを楽しまなければ広州にいる意味が半減すると言っても過言ではありません。
でも、有名なホテルやレストランで提供される点心メニューは、殆どは午前中がメインで、夜は出していないんですよね…。(それ故、広州では飲茶の事を「早飲=朝食」と言います。)
そんな中、夜でもひとりでふらっと点心メニューが食べたいな…、という時にオススメなのがこちら、「周記名点居」です!!
見てくださいこのオールドスクールな佇まい。
テーブルには既にお茶と食事に対応した食器が用意されています。まずは、席につくなりお茶の注文、そうやって飲茶は始まります。
各テーブルに給水と湯沸かし器が備え付けられているというThe飲茶仕様のレストラン。
ちょっと旧式ですが、タッチ式のオーダー用パネルがあり、中国語メニューが読めない方でも直感でオーダーできて非常に便利です。
お茶は袋詰めで提供されるので、ザッと茶器に開けてしまい、まずはお湯で茶葉を洗って開かせます。
一杯目のお湯を捨て、二杯目を湯呑に注ぎます。こちらでお茶を飲む時の基本ですね。因みに華南地方ではその一杯目の捨てたお茶で食器を綺麗にすすぎます。
この小サイズのティーポットは1-2人用ですが、ポイントとしては毎回飲む分以外は捨ててしまってください。茶葉につけているとすぐに苦くなりますので。飲むときに毎回新しいお湯を注ぎ、何度でもお茶を出すのが中国茶スタイルです。
さてさて、私が一人で頼んだ食事はこちら。
まずは定番中の定番、”鼓油皇鶏脚”です。醤油ベースにむっちりしたゼラチン、豚足に通ずるものがありますね。飲茶にくると5割以上の確立で頼みます。
続いて、瑤柱腐皮巻
この甘目のオイスターベースタレが広東料理ではよく見られますが、それと1度揚げた湯葉(こちらでは腐竹とか腐皮と呼ばれます)の春巻との相性が良く、また中にはホタテが具に入っていて食べごたえありです。
こちらは「白灼支竹牛肉球」
言わばミートボール、ですが、刻んだクワイ等が練り込まれていて、多彩な食感があります。付け合わせの青菜も広東スタイルで茎共カットするので、見た目よりもどっぷりとボリュームがあるのが嬉しい。
これだけ食べて、合計は52元。一品200-300円位ですね。
広州市民に愛される理由です。
ほら、食は広州に、アリ、まくりじゃないですか?
お店の情報はこちら
周记茗点居(龙口西店)
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